住むための道具として、なるべく簡便に費用対効果を最大限に発揮する事を目的に設計された規格住宅。2009年にプロトタイプ1号を発表、当初より暖房機一台で家全体を温める断熱性能を有していたが、以後、更なる省エネ住宅となるよう改良に取り組み仕様変更を繰り返し現在に至る。
柱や梁、床材、外装材を秋田スギをはじめ国産材で造り、しかも若い世代でも入手しやすい金額で木質感豊かな住環境を提供するといったところがメインコンセプト。
地元の素材を使う事は 地域への経済効果と森林環境保全への貢献につながり、やがては持続可能な地域社会の創造へつながると考えている。限られた予算のなかで、最大限のコストパフォーマンスを発揮させる為に考案した標準プランは3LDKの2階建。他のローコスト住宅とは全く別のアプローチから木質感豊な住空間を目指している。
モクセンはベースになる間取りは定型であるが、素材や仕様をそのままに、自由設計としバージョンアップしていける「モクセンフリーダム」、1階はしっかり内装し、2階部分を簡便モクセン仕様とした「モクセンハーフ」も可能。