秋田県北部の能代市、その中でもさらに北に位置する須田地区に建てた住宅。秋田県と青森県の県境には世界自然遺産に登録された白神山地が存在するのだが、この敷地はまさにその自然遺産の山並みを一望できる場所である。北側への眺望、南面からの採光と2方向へ開くプランとし、また、浴室も北側へ開口部を配置するなど、生活の中に自然遺産を取り込むようにしている。野山から採取した自然素材を使ったクラフト作家でもある奥様のアトリエも配置し、豊かな自然を満喫できる家となっている。
敷地面積:595㎡
延べ床面積:146.57㎡
構造階数:木造1階建
屋根:ガルバリュウム鋼板
外壁:杉板無塗装
内装:薄塗り壁、杉板
換気:第3種換気
屋根断熱:セルロースファイバーブローイング105ミリ
壁断熱:セルロースファイバーブローイング150ミリ
基礎断熱:硬質ウレタンフォーム50ミリ